実はドールのお取り扱いもございます!今回はドールの種類について初心者の方向けに解説していきます。

近年アニメやゲームとのコラボドール、通称キャラドの充実やねんどろいどどーるなどでじわじわ知名度を上げているドール。
気にはなるけど高そう、扱いにくそうなどの理由で二の足を踏んでいる方もいらっしゃると思います。
実際ドールは種類も多くフィギュアに比べて高額だったり、本体以外にもあった方がいいアイテムなど多々あり、手軽に始めにくい趣味ではあります。
また一口でドールと言っても色々種類やメーカー名が飛び交い初めてだと混乱するのではないでしょうか。
今回はそんな気はなるけどよくわからない初心者の方向けに、まず、ドールの種類はなにがあるのかご紹介します。


ドールはざっくりサイズ別に1/12~1/3とそれに相当する程度のサイズの物、少数ですが1/2、考えようによっては1/1に分かれ、さらにメーカーごとに特色があります。
メーカー単位では
安価な上ポーズを取らせやすく扱いが易しいオビツ
リアルな球体関節人形SDと造形が綺麗なアニメ調のDDを持つボークス
フィギュア寄りのドールの展開が多いアゾン
の3社が中心です。
日本国内メーカーでは1/12、1/6、1/3が主流ですので、まずこれらを中心にサイズ別・シリーズ別に紹介します。
(※当記事は模型ショップが製作しているのでところどころリンクやダイマが入りますし都合で写真を載せられないドールがいます。)



1/12

全高10~15cm以内程度のサイズです。ねんどろいどどーるなどはスケールなしとなっていますが概ね1/12とみなして問題ありません。
このスケールの魅力は置き場の面積が少なくコストも低いため比較的手軽に手が出せること、ドールハウスの小物やミニチュア、食品サンプルなどを持たせて違和感が少ないため、部屋を作ったり写真を撮って遊びやすいことがあります。
問題は100均などにあるミニチュア小物が全てドール用品に見える呪いにかかりやすいことです。
主なシリーズには以下のものがあります。


・ピコニーモ

『ミミーガーデン博物誌』 ルゥリア ブラウンver.

アゾンインターナショナルが製作・販売しているシリーズです。
小柄ながらすらっとした体型です。
シルエットが綺麗な分可動域が狭かったり姿勢保持能力が低い傾向にありましたが強化関節版が販売されてからはあまり気になりません。
体型がXS~L、デフォルメ体型のピコニーモDがあります。
フィギュア風の頭部のシリーズアサルトリリィも同社から販売されています。


・オビツ11

オビツが製作している11cm級のドールです。厳密には1/12ではありませんが同程度のサイズですのでここに分類します。
デフォルメがちな幼い体形をしていて、ヘッド(頭部)もピコニーモより大きいサイズが多いです。
安価で扱いやすく、ねんどろいどどーる登場以前はねんどろいどの頭部をオビツ11に装着することもありました。
体型は一種類ですが身長変更用の差し替えパーツがあります。
また、足裏にマグネットがあるものは自立できます。


この2つが国内で1/12と言った時に主流なものになります。
注意点として、体型・身長が異なるためピコニーモにオビツ11用の服を着せる、またはその反対は服によって可能・不可能がわかれます。
専門店ではオビツ11にも着用できます、などと書いてあるケースがありますがゆったりめのTシャツやワンピース、半ズボン以外は着られないと思った方が無難です。
この2つは服に困ることはそうないので好みの方を選んで大丈夫です。


また、オビツ11ボディを使用したオリジナルドールセット「Mini Sweets Doll」(通称あまむす)というドールが株式会社DOLLCEから出ています。


・ねんどろいどどーる

ねんどろいどどーる 竈門炭治郎

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

ねんどろいどでお馴染みグッドスマイルカンパニーから出ているシリーズです。
全高約140mm前後でオビツ11に近いサイズ感ですがボディが一回り小さいです。
ねんどろいどを着せ替えたい、髪の毛がリアルな毛でなくフィギュア風の方がいい、動くフィギュアが欲しいなどの場合に第一選択になります。

>> ねんどろいどどーる販売ページはこちらから


海外製のドールで1/12スケールの物もありますが、服の入手が困難な場合があるので、着せ替えたい方は都度上記のドール用の服が着れるか調べることをお勧めします。
当店でもお取り扱いがある場合があります。例えばこちらはオビツ11に近いサイズです。

>> PIC-D002D2 ドールホワイト VER.2.0



1/6

身長20cm台のサイズです。
1/12より作りこみやすく1/3より手軽ないいところ取りのスケールです。
デメリットは1/12のようにミニチュアをドールグッズとして流用することが難しい点です。それ以外は特にありません。
注意点は、各メーカーから身長違いが何パターンか出ていることです。同じ1/6でも27cm相当のドールに23cm用の服を着せるのは難しいケースがあります。
1/3でも同じことが言えますが、1/6は服単体で見るとサイズに差が無いように感じてしまうので気をつけてください。


・ピュアニーモ

1/6ピュアニーモキャラクターシリーズNo.152『アイドルマスター』天海春香)

アゾンのシリーズです。
ピュアニーモXS~M、ピュアニーモ男の子XS~XL、関節可動域を増やしたピュアニーモ2エモーション、シルエットをより綺麗にしたピュアニーモ2フィールがあります。
ピコニーモ同様シルエットが綺麗な傾向にあります。
特徴としては基本的に描き目になる点があります。


描き目について
人形は目をヘッドの内側からはめ込む入れ目と、印刷されていたりデカール(シール)を貼り付ける描き目の2種類があります。文字通り絵の具で描くこともできます。
入れ目は交換ができるのでカスタム性が高い、質感がリアルになる、視線を変えられるなどの利点がありますが、目力が強く苦手な方もいます。
描き目ではフィギュアに近い印象になり、アニメキャラの再現に強いという利点があります。


・オビツ

22~27cmのサイズがあります。
関節が強いのが特徴ではありますがピュアニーモも改良され、オビツもシルエットがどんどん綺麗になってきました。
ピュアニーモとの違いは足などスリムな体系であること、ヘッドが入れ目も描き目もあり種類が豊富なこと、別売りのウィッグを使用するものに関しては特に自由度が高いことがあります。


オビツドールもセットでの販売はありますし、ピュアニーモも素体やパーツは売られていますが可愛い状態で遊びたい人はピュアニーモ、カスタムして遊びたい人はオビツがよりおすすめかと思います。
あとは写真や実物を見てビビッと来るか来ないかです。


・Harmonia

Harmonia humming チノ.

©Koi・芳文社/ご注文はBLOOM製作委員会ですか?

グッドスマイルカンパニーのシリーズです。
スケール表記はありませんが全高約230mm前後のため概ね1/6扱いです。
デフォルメの効いた独自の体型なので衣装の互換性は低めですがその分個性的で、アニメ風のかわいさとドールらしい雰囲気が両立したシリーズです。
ドールの中では新しいシリーズです。

>> Harmonia販売ページはこちらから


・プーリップ

大きくイラスト調にデフォルメされた顔と細身の身体が特徴的なシリーズです。
萌え系でもリアル系でもなく、あえて言うとファッション系のオシャレなドールです。
ボディは1/6に近いサイズなのでここに入れました。



1/3

基本的に50~60cm相当を指します。40cmは1/4と表記されるケースも多いです。
このスケールの魅力は存在感と目(アイ)や衣装の作りこみ、手を出しにくいポイントは置き場問題です。同居家族がいる場合隠し通すのが難しいこともあります。
ただやはり大きい分「部屋にドールがいる」という満足感がダイレクトに来ます。一部の子供向けおもちゃやペット用品、小さめのインテリアがそのままドールグッズに化けることもあります。


・オビツ

48~50cmがあります。
以前は55cm少年や60cmもありました。
フレームやボディ本体が他社にも提供されており、1/3ドールを国内で買う場合かなりの確率でこのオビツ50関連か後述するボークスのDD・SDになります。
ボークスと比較した場合のメリットもやはり価格と扱いやすさ、汎用性になります。関節や腹部の分割が少し目立ちますが、個人的には服を着ていれば気にならないかなと思いました。
あとはほっそりした体型であること、ヘッドが硬めなので自分で削って輪郭を変えるのはちょっとやりにくかったかなという印象があります。


・AZO2など

1/3 Iris Collect ミレーネ/Mellow chirp(Blue bird ver.)

アゾンの1/3はオビツボディを使用しているかフレームだけ使用して外皮は自社オリジナルで作っているケースがあります。
なので身長や関節についてはオビツと変わりありませんが体型は異なります。
特に胸のサイズと太ももの太さはかなりボリューミーになっていることがあります。
アニメコラボも盛んでホロライブとのコラボもありました。


・パラボックス

オリジナルのドールヘッド・衣装その他を扱っています。1/6サイズのヘッドもありますが、基本的にオビツボディを使用しており、1/3のみオビツボディから加工したものを扱っているためここに記載しました。
身長のバリエーションが多く、男の子ボディがあることが特長です。ヘッドの種類も多いです。
また、ラインアップの中から好みのメイク(塗装)や目の色を選んで組み合わせるサービスがあります。
ファンの間では逆写真詐欺も有名で、昔からある商品の場合、写真より実物の方がはるかに良いことがありますので通販利用の際は複数ページを見比べて色を確認するなどよく調べることをお勧めします。
新しい商品は写真も実物同様綺麗です。


・ビジュアドール

オビツボディを使用してオリジナルのヘッドと衣装で作られたドールです。
リアル系の美人さんなお顔をしています。


・ドルフィードリーム(DD)

ボークス社のアニメ調のドールです。
40cm級のMDD、50cm級のDDP、60cm級のDD、DDがお姉さん体型になったDDdy、男の子ボディのDDBがあります。
扱いの上で気を付けなければいけないのは、濃い色の服を着せると色移りしやすい(ドールは大抵そうですが、特に)、可動域がやや狭い、ポーズ保持能力が低いところです。
長所はそれらをすべて吹き飛ばす造形の良さです。
またオビツの少年ボディが廃版になったため1/3スケールで男の子キャラを作りたい場合はDDBに頼るケースが多いです。
またコラボがとても盛んでボーカロイド・Fate・東方などが有名です。
キャラドは期間限定販売ですが入門向けの衣装やウィッグがセットになったものもあります。


・スーパードルフィー(SD)

フィギュア・プラモの店が書いている記事なのでちょっとずれている気もしますが一応紹介します。
DDと同じボークスが展開しているシリーズで、内部にゴムが引かれている球体関節人形です。アニメ調の要素が一切ない「いわゆる」ドールです。
こちらの作りの方が一般的なはずですが日本では内部にフレームの入ったオビツ・DDの印象が強いです。
年齢や性別ごとにサイズ・体型がわかれています。
ドールを購入することを「お迎え」とよく表現しますが、語源はここです。
ボークスのドールはボークス実店舗か公式通販でのみお迎えできます。いろいろシステムがあるので詳しくは公式HPか店舗を訪れるのが良いと思います。


・ユノアクルス

錬金術工房で作られている関節可動人形です。
こちらも内部フレームがなくゴムをひいている球体関節人形です。
顔の印象などかなり違うので気になる方は調べてみてください。




有名どころは以上かと思います。

まとめとしては
・完成品で気になる子がいればその子が一番おすすめ
・扱いやすさ重視ならオビツ系のボディ、見栄え重視ならアゾンのピコニーモ・ピュアニーモやボークスのDD(強いて言えばというだけでオビツ以外が扱いにくいということはない。)
・初めてなら各メーカーから出ている完成品のセットがおすすめ。また、DDとパラボックスは商品ラインアップから選んで一式そろえるサービスがある。

といったところになります。


当店では現在アゾン・グッドスマイルカンパニー製品を中心にお取り扱いがありますので気になった方はぜひご覧ください。
ドールおじさんを雇ったのが運の尽き、これからじわじわドール売り場を拡大していくつもりです。よろしくお願いします。

>> ツルマイ模型のドール商品ページはこちらから