1/72 ジービー R6H Q.E.D.

商品説明

R6Hはアメリカのマサチューセッツ州でスポーツ機を製作していたグランヴィル兄弟の最後の航空機です。1934年に初飛行したR6Hは同年のベンディックスエアレースに参加しましたが、カウリングのトラブルで脱落しました。また1934年のロンドン～メルボルン間のマクロバートソンエアレースに、名パイロットとして知られているジャクリーン・コクランがR6Hで挑戦しましたが、またも機体トラブルで脱落しました。本機は1935年のベンディックスエアレースと1936年のトンプントロフィーエアレース、1938年のベンディックスエアレースにも挑戦しましたが、どのレースもエンジントラブルで脱落してしまい不運の飛行機とされました。その後売却されたR6Hは1939年にメキシコ人パイロットであるフランシスコ・サラビアがメキシコシティ～ニューヨーク間で10時間47分という新記録を残しましたが、帰りの飛行でエンジントラブルで川に墜落、パイロットは死亡しました。後に機体を引き上げ、レストアされたR6Hは現在サラビア氏の故郷に建てられた博物館に展示されています。愛称のQ.E.D.はラテン語のquod erat demonstrandum =「以上が証明されるべきであった」に由来しています。キットには4種類のデカール（1934年ベンディックスエアレース、1934年マクロバートソンエアレース、1935年ベンディックスエアレース、1936年トンプソントロフィーエアレース x 各1）が付属しています。SBSモデルのフルレジンキットはインジェクションでは再現の難しい繊細なディテールのパーツを、作り易さを最優先して極力パーツ数をコンパクトにまとめた、メーカーがモデラーの目線に立って生まれたキットです。