第61回静岡ホビーショーバンダイブースよりガンプラ特集!水星の魔女からはエアリアル立像も

第61回ホビーショーレポート、今回はバンダイブースからガンプラ関連の商品を紹介します。



ガンプラは機動戦士ガンダムシリーズに登場する人型兵器のモビルスーツ(MS)や、大型のモビルアーマー(モビルアーマー)のプラモデルで、サイズや構造からHG、MGなどのシリーズがあります。
おもちゃ屋や家電量販店で購入できますが、一部ラインアップはメーカーの通販サイトプレミアムバンダイや、ガンプラ専門店ガンダムベースでのみ販売されています。




水星の魔女

2023年5月現在シーズン2が放送され物語が佳境に入っている水星の魔女からはプラモデルや関連作品が大量に展示されました。
地獄を煮詰めたプロローグから決闘でヒロインと婚約するという某アニメを彷彿させる1話のギャップや見ていて妙に面白いグエル君で放送当初から話題になった作品です。


展示品でひときわ目をひくのは主人公機であるガンダムエアリアルの立像。会場内の展示なので流石に小さめで、背が高い子供くらいのサイズ感でした。


エアリアル立像

エアリアル立像

エアリアル立像



プラモデル以外にもアクリルスタンド、キーホルダーも。キャラクターが印刷されているアクションベースはいいですね。プラモを飾る華になります。


グッズ


ビルドシリーズ辺りからよく見られるようになった気がする美プラ枠のスレッタ・マーキュリーとミオリネ・レンブラン。
表情パーツが多くスレッタはおっとりした表情が良く再現されています。開いた口の中の立体感がすごい。
服もポケットなどパーツごとの厚みが出ていて、情報量が多くなっています。


スレッタ&ミオリネ

スレッタ&ミオリネ

スレッタ&ミオリネ

スレッタ&ミオリネ

スレッタ&ミオリネ


エアリアルは改修型やパーメットスコアシックスも。


エアリアル

エアリアル


前から気になっていた箇所ですが、エアリアルの胸部シェルユニットはインモールド成型で作られています。これ、塗装でもデカールでもないんですよ!手をプルプルさせながらピンセットで貼り付けていた不器用諸氏!朗報です!


インモールド


登場人物と合わせて乗機がずらっと並んでいました。下段にはパイロットがまだ不明な機体やプロローグの機体も。


エアリアル




ビルドファイターズメタバース

ガンプラを作って戦うガンプラバトルが人気を博している設定の世界で、大会優勝などを目指してバトルするシリーズです。
初代ビルドファイターズが2013年に放送されて以降、世界観が繋がっているトライ、ガンプラで戦う点を引き継いだ別作品のビルドダイバーズ・Re:RISEやその続編などが作られました。
従来作品のキャラクターがこそっと画面に映ったり、改造されたMSが作品内に登場することからガンダムシリーズファンも嬉しく、それ以外に他作品とつながりがないことから単体でも楽しめる作品群になっています。

このシリーズ登場人物たちと新主人公が戦うと思われるビルドファイターズメタバースが企画されていて、2023年10月からYOU TUBEのガンダムチャンネルで全3話配信予定となっています。
お祭り企画のクロスオーバー作品だと思っていたビルドがシリーズ化したうえさらにクロスオーバーすると思うとちょっと不思議な感じもしますが、ビルドシリーズがガンダム作品全体の中でもしっかり確立されている気がして1ファンとして嬉しくなりました。

ホビーショーではメタバース本編に登場するだろう歴代主人公機の改修型と思われる機体のプラモデルが展示されていました。



ビルドストライクギャラクシーエクシード


ビルドストライク


ビルドファイターズ本編の続編にあたるバトローグ第5話「ガンプラは最高だ!」登場のイオリ・セイの新型「ビルドストライクギャラクシーコスモス」の後継機と思われます。
まさかのEG(エントリーグレード)ですが見た目ではHGと違う感じはしませんでした。
ビルドストライクはギミックの入った機体が多いので、本機もなにか仕込まれているのか気になります。


ビルドストライク

ビルドストライク

ビルドストライク

ビルドストライク

アニメのほうはどうなるんでしょう。レイジも出演してくれると嬉しいんですが・・・。せっかくクロスオーバーでキャラが集合するなら「僕が作って俺が戦う」がまた見たい気もします。
あとカミキ君との絡みもちょっと期待しています。



神バーニングガンダム


神バーニングガンダム


ビルドファイターズトライのカミキ・セカイの愛機、「カミキバーニングガンダム」の後継機と思われますが、マスターガンダム風のバックパックが追加されています。
羽部分には偏光樹脂が使われているそうで、角度によって色合いがグラデーションのように変わって見えます。従来のクリアパーツのような透き通る感じではなく、マットな質感なのに透明感がある印象でした。


神バーニングガンダム


この3機はおそらくダイバーズのキャラのガンプラかと思われます。


ダイバーズ


ダブルオーダイバーアーク

ガンダムビルドダイバーズより主人公の一人ミカミ・リクの「ガンダムダブルオーダイバー」の後継機と思われます。目立つのは右手に装備されたGNソード風の実体剣。
もともとネットワーク世界にダイブする世界観だったのでメタバースとの親和性は高そうに思います。


アーク



SDガンダム クロスシルエット F9ノ1改

情報が出ていませんが、SDでくのいちだし多分アヤメさんの機体じゃないかな?と思われる機体です。


F9ノ1



プルタインガンダム

同じくメタバースに登場予定の機体ですが、情報が一切ありません。
名前からガンダムビルドダイバーズRe:RISEの系列かなと予想されるので多分クガ・ヒロトのガンプラじゃないのかな?と思われている機体です。


プルタイン




また、ビルドダイバーズから外伝 Genius Head Lineに登場するケンプファー・シュヴェーアがMGで発表。流石主人公の1人が量産機ベースの機体を使うダイバーズ。セレクトが渋い。今の子はポケ戦見たことがあるんでしょうか?私はクリスマスに見て鬱になりました。
背中のバズーカや顔はケンプファーをしっかり踏襲していますが、気持ち頭身が上がりスマートなシルエットに調整されています。
腰回りのパーツの変更もあってケンプファーらしさとガンダムっぽさが同居した印象です。
こちらはプレバン限定品。

ケンプファー

ケンプファー




FULL MECHANICS 1/100 フォビドゥンガンダム


ドミニオン


フルメカニクスはMGと同じ1/100スケールで、HG同様に内部フレームのない組みやすいシリーズとして作られています。
元々は鉄血のオルフェンズ専門ブランドでしたがリニューアル後はSEED系機体とエアリアルをリリースしていまして、
21年にカラミティ、22年にレイダーが発売され今年でついにドミニオン隊の3機が揃いました。
この3機は10年ほど前にHGになった以来のガンプラです。SEED系でストライクやフリーダム以外は出るたびに久しぶりな気がします。


フォビドゥン

レイダー

カラミティ


内部フレームなしでこのクオリティ。正直RGでも結構時間がかかったのでありがたいです。




HG ガンダムベース限定 TOLRO-800 -トロハチ-


トロハチ


機動戦士ガンダムUC EP1序盤でオードリーを救出する際にバナージが乗り込んだ機体(プチモビルスーツ)です。
作業用機だろうしとプラモが出るとは思っていませんでした。


トロハチ


オードリーをキャッチした後、不時着した様子を再現したジオラマも飾られていました。


トロハチ


1/144ながらコックピットまでしっかり作られていますし、可動性もしっかりありそう。


トロハチ

トロハチ



HG 1/144 ガンダムTR-6[ウーンドウォート]サイコブレードカスタム (A.O.Z RE-BOOT版)


ウーンドウォート


機動戦士ガンダムZの派生作品『ADVANCE OF Ζ』の3作目となるコミック「A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢」に登場する機体で、詳しいファンやガンブレはじめガンダムゲーム好きからは人気が高いと思いますが全体で見たらマイナー機体だと思うのでさらっと説明します。


機動戦士ガンダムZに登場する地球連邦軍の特殊部隊ティターンズが開発したTRシリーズの最終機で、機種統合計画と万能化換装システムによりあらゆる機体の後継機となる無限のバリエーションを持つ機体群です。可変機でもあり、MA形態にもなれます。制御システムとして疑似人格AIが搭載されています。
無限のバリエーションを持つ、という点が味噌で、現在TR-6は素体となるウーンドウォートや合体した形態、拡張パックがHGシリーズから10種類販売されました。(23年5月現在)
10種類というとテレビアニメが大ヒットし、クアンタやセブンソードなどのバリエーションがあるダブルオーの(HGだけで考えると)9種類+オーライザーと同数で、コミック作品の機体として破格の対応になっています。

ちなみに、ビルドシリーズでこそっと映像化されました。

交換パーツでサイコブレードカスタムとブラックヘアーズ・レジオン仕様を選択可能になっています。こういった人間に近い構造ではない脚はガンダム作品では珍しく、デザイン面でもコアなファンを獲得しています。他にぱっと思いつくのはハルート最終決戦仕様でしょうか。上半身がきゅっと小さい、ハイセンスなバランスです。


ウーンドウォート

 


RG 1/144 MSN-04FF サザビー


サザビー


RX-93ff νガンダム立像の記念映像に登場するダブル・ホーン・ファンネルを装備したサザビーです。
武装以外は従来のサザビーと大きな差はなさそうです。
RG 1/144 RX-93ff νガンダムにも取り付けられるサーベルエフェクトパーツが付属するということで、そちらも下段に展示されています。

    
    

エフェクトパーツ


※RX-93ff νガンダム
ららぽーと福岡に展示されている等身大立像。一部ゲームプレイヤーを中心に福(岡)ニューの俗称で親しまれています。
映画『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』のアムロ機μガンダムの武装プランの一つですが作中には登場していません。ガンダムにはよくあることです。
μガンダムのバリエーションも随分増えました。かっこいいからね。

    
    
    

Hi-μガンダム

    
    

μガンダムつながりで、RG Hi-μガンダム用の武装としてフィン・ファンネルエフェクトとハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーの写真もご紹介します。

    
    

フィンファンネル

    

ハイメガ




RG 1/144 ガンダムエピオン


エピオン


エピオンはガンダムWに登場した、トレーズ・クシュリナーダが設計し、ラスボスとなるゼクス・マーキスがパイロットになった機体です。
一切の遠距離武装を持たない・振り切った高機動とピーキーな機体でトレーズの騎士道精神が反映されています。

Wの機体はRG自体結構少な目でエピオン以外はガンダムウイング系列が3機、トールギス系列が3機リリースされているのみでした。
1/144スケールとしては1995年、2000年ぶりとなりますが、そもそもエピオン自体がプラモ化が久しぶりでMGも2010年と21年のガンダムベース限定版が出たきりとなっています。


エピオン

エピオン


特徴的な大出力のビームソードも再現。


エピオン


可変機構もばっちりです。

エピオン




ウルズハント


ウルズハント


鉄血のオルフェンズシリーズの最新作ウルズハントからは端白星第二形態の商品化の発表やマルコシアスなどの展示がありました。
テレビアニメ放送から時間が経ちましたが、厄災戦時代の映像が流れたことで再び注目を集めつつあるだけに今後が期待されます。

端白星

マルコシアス




エクリプス


エクリプス


エクリプスはガンダムSEED・Distenyの公式外伝作品で、コミック・プラモデルが展開されています。
フリーダムなどファーストステージシリーズのフレームを流用して作られた設定の機体で、変形機構もあります。
現在発売中のエクリプスに続いてエクリプス2号機が近日受注開始予定。
こちらもプレバン限定品です。

            

エクリプス




以上ガンプラの特集でした。新技術もどんどんつぎ込んで進化していくガンプラをこれでもかと見ることができて正直とても楽しかったです。水星の魔女も完結が楽しみですね。
ガンプラ以外のバンダイ商品もご紹介していきますので是非またご覧ください。



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