ロボ好きメカ好きの心をくすぐるファイブスター物語よりエンゲージSR3後期型がプラモデルキットになって立体化!

ロボット系の作品は昔から人気のあるジャンルと言えますが、大人になった今でもロマンを感じますよね。
そういった作品の中には長期で展開が続いているものもあり、古くからのファンはもちろん、新しく興味を持つファンも多いのが特徴だと思います。
そんな長寿作品とも言えるものにファイブスター物語があると思うのですが、なんと月刊ニュータイプで連載を開始したのが1986年だというのですから驚きですよね。
途中休載することもあったというこの作品ですが、それでもこれだけ長く続いているのには作中に登場する洗練されたロボットに魅了されてきたファンがたくさんいるからこそだと思います。
メカのデザインを手掛ける永野護氏が描いていることもあり、登場するモーターヘッドはこの作品でしか味わえない美しさと魅力があり、それがきっかけでファイブスター物語にハマっていった方も多いのではないでしょうか。
そんな時代を超えて愛されるF.S.S.より後期型ジュノーンことエンゲージSR3後期型が1/144のスケールでプラスチックキットになって発売されることが決定しましたので、ご紹介していきたいと思います。

ロボ好きメカ好きの心をくすぐるファイブスター物語よりエンゲージSR3後期型がプラモデルキットになって立体化!

模型ファンの心を捉える流麗なデザインを立体で表現

ファイブスター物語の中でもモーターヘッドは語る上で欠かすことのできない存在ですが、やはり自分の好きなものを立体の形で見たいと思うのはみなさん共通の心理ですよね。
今回、エンゲージSR3後期型がプラモデルキットとして製品化したのがアワートレジャーというメーカーですが、これまでに手掛けた過去作を見てもかなり原作に忠実な造形をしてくれるメーカーだと思います。
正直パーツは多いし複雑だし初心者にはとっきづらいと言わざるを得ないキットではありますが、製品を開けたときから感じるワクワク感は尋常ではありません。
しかし組み上げたときの圧倒的な貫禄と凛々しい姿はカッコいいと表現するだけでは語彙が足らないほどの美しさがあります。
これまでにもジュノーンのプラモデルキットは他のメーカーからも発売されてきたことと思いますが、今回のエンゲージSR3後期型は実力ある原型師と設計師の技術によりこれまで以上の造形美を再現しているように思います。

組み上げたときの圧倒的な貫禄と凛々しい姿はカッコいいと表現するだけでは語彙が足らないほどの美しさがあります

本体の原型を手掛けているSyujyu氏の製作するモデルをもとに元木博行氏が設計していることもあり、かなり本格的な仕上がりとなった今回のプラモキットですが、頭部形状の差し替えができるなど遊べる幅も用意されています。
エンゲージSR3と言えば、コーラス23世の専用騎ですが、コーラスサードと呼ばれているのがカッコいいですよね。
SR3はSR1とSR2の設計図をもとに設計、製作がされたものですが、初期型の時点ではまだ完成には至らないモデルでした。
30年近くの年月と労力をかけて製作し、王自らの命名で生まれたジュノーンが戦いの中で、悲惨な結果を迎えたことは追ってきたファンにとってもとても苦しいものがあったと思います。
そしてそんな苦い経験があったからこそ生まれた後期型ですが、プラモキットでもその初期型から遥かに進化した強さや威厳を感じ取ることができる造形です。
エンゲージシリーズはどれも本当にデザインが美しいので、やはり一度は立体の形で拝みたいところですね。

頭部形状の差し替えができるなど遊べる幅も用意されています

星団最強のモーターヘッドともなった後期型ですが、その強さの秘密は脚に搭載されたイレーザーエンジンの存在で、これが爆発的なパワーを生み出しているんですよね。
パーツ数の多いプラモデルにはなりますが、組み立てながら最強と謳われるモーターヘッドが仕上がっていく様は本当にワクワクするものです。
初期型の無念を晴らすように強くなった後期型は、クローソーの制御によってさらなる強さを発揮しましたが、23世の死をもって全機能の停止という結末を迎えたんですよね。
もうかなり昔のことなのに、いまだに鮮明に思い出すことのできる方もきっと多いんじゃないかと思います。
そんなジュノーンの深いストーリーがプラモキットからも感じられるのがとてもいいですね。

組み立てながら最強と謳われるモーターヘッドが仕上がっていく様は本当にワクワクするもの

今回のプラモキットは可動がなくポーズ固定の製品となりますが、その分モータヘッドの佇まいへのこだわりが随所に感じられる造形となっております。
また、サイズに関しても1/144スケールを採用しており、他のモーターヘッドと並べたときのサイズ感がおかしくならないような配慮も感じられます。
原作への忠実な再現へのこだわりはもちろんのこと、プラモデルである以上楽しく組み上げられるような工夫もたくさん盛り込まれているのが嬉しいところですね。
パーツ構成によりマスキングの手間があまりかからないようになっていたり、パーツ同士が接着する面も配慮された設計となっていますので、プラモデル製作歴が浅い方でも挑戦してみるといいかもしれません。
エンゲージSR3は作品の中でも印象的なシーンがたくさんありますので、ぜひいろいろ工夫しながら自分だけのSR3後期型を組みあげて楽しんでほしいと思います。

モータヘッドの佇まいへのこだわりが随所に感じられる造形

商品データ

エンゲージSR3 後期型(初回生産版)

  • メーカー アワートレジャー
  • サイズ 頭頂高:約153mm
  • 素材 PS製
  • 商品仕様 組立て式プラスチックモデル・ポーズ固定仕様
  • 著作権表記 ©EDIT
  • 原型制作 Syujyu
    設計:元木博行(T-REX)
    完成見本製作:wada(infinite color)
  • スケール 1/144
  • JAN 4573480000458