【筆塗り初心者向け】プラモデル塗装ってハードル高い…。まずは道具が簡単に揃う「筆塗り」からはじめませんか?
今回はプラモデル塗装未経験の方に向けた内容です!
エアブラシ塗装はコンプレッサー+エアブラシ+塗装ブース…と金額的にかなり高くなってしまうのに加え、
騒音や塗料・溶剤の排気など隣家・ご近所への配慮も必要です。
…なので、プラモデル塗装未経験の方には、まず気軽に始められる「筆塗り塗装」をオススメします!
筆塗りに最低限必要な道具を集めると¥4200(税込)(2025年10月現在)です。
この金額ではじめられるなら気軽に挑戦できますよね!
【筆塗りに必要な道具】
・モデリングブラシHFスタンダードセット(タミヤ)
・水性ホビーカラー(GSIクレオス)
・水性ホビーカラーうすめ液(特大)(GSIクレオス)
・Mr.塗料皿(GSIクレオス)
・調色スティック(タミヤ)
・PPC-T30 ペーパーマット M ホワイト(HOBBY BASE)
・Mr.スポイトジャバラ仕様(400ml容器用)2本入り(GSIクレオス)
・Mr.ネコの手持ち手棒(36本入り)(GSIクレオス)
・Mr.ネコの手ステーション(GSIクレオス)
・M-150 キムワイプ(日本製紙クレシア)
筆塗り前の準備
まずは筆塗り前の準備から!
塗料はにおいがキツくない「水性ホビーカラー(GSIクレオス)」を使用。
❶瓶内の塗料を均質にするために調色スティックでしっかり50回程度混ぜます。
❷ペーパーパレットに塗料を移します。
わずかな塗料でもかなりの面積が塗れるので、少なめでOKです。
※今回のこの塗料の量でも、メカトロウィーゴの顔と胴体部分を2回重ね塗りできました。
❸塗料皿に薄め液を入れます。
※シンナーのにおいが気になる方は水を使って塗料を希釈することも可能です。
しかし、デメリットとして薄め液よりも塗料が定着しにくく塗膜も弱くなってしまいます。
❹筆に薄め液を含ませて、塗料を薄く溶きます。
画像のようにかなり薄く溶くのがポイント。
厚塗りすると重ね塗りしたときに塗膜がはがれやすくなってしまいます。
塗料を溶いたら、いよいよ「筆塗り」です。
筆塗り
では塗っていきます!
「こんなに薄くて大丈夫?」とおそらく不安になると思いますが、1回目は表面に塗膜(※プラスチックの表面を覆う塗料の膜)をつくることが大事。重ね塗りで発色しますので安心してください。
このときやりがちなのが一度塗った箇所を乾燥前にもう一度塗ってしまうこと。
乾燥前だと、色は乗りませんし、タイミングによっては塗膜を剥がしてしまう可能性もあります。絶対にやめましょう。
一度塗りを終えたら、20分乾燥を待ちます。
乾燥時間ですが、夏場は早く、冬場は遅くなります。
おそらく薄塗りであれば、30分も置けば冬場でも問題ないとは思います。
しかし、塗装環境によって変わってくるので、爪先で塗装面を軽く触って確認しつつ、進めてください。
▼2回目の重ね塗り
▼3回塗りの重ね塗り。しっかり発色しました!
これを見てもらえば、1回目は薄くても安心して筆塗りしてもらえるかと思います!
片付け
筆塗りが終わったら、片付けです。
※下記の工程は塗る色を変えるときにも行います。
❶塗料皿の汚れた薄め液をキムワイプでふき取ります。
❷塗料皿に新しい薄め液を入れて、筆を洗います。
❸筆の穂先の汚れをキムワイプで拭きとったら、完了!
まとめ
これでプラモデルに塗装ができるようになります!
プラモデルを好きな色で塗装できると思うとワクワクしませんか?
色を塗れるようになることで、未塗装キットも遊べるようになります。
そうすると一気に楽しめるプラモデルのジャンルが広がるんですよ!
まずは試し塗りにもってこい、すぐに組めるメカトロウィーゴがおすすめです!
自分の思い通りのカラーリングで塗ってみてくださいね!
それではまた来週!
商品データ
- メーカー 千値練(センチネル)
- 著作権表記 (C) MODERHYTHM / Kazushi Kobayashi
- スケール ノンスケール
- JAN 4571335885502