色分けほぼ完ぺきでスナップキット、パーツ分割が神がかりなウェーブの1/72ガリアン組み立てレビュー!
7月下旬に発売された「機甲界ガリアン」より主人公機ガリオンの1/72プラモデルです。
蛇腹剣の元祖ということやスパロボに参戦したことから若いロボットファンの間でも一定の知名度がある作品ですが、このサイズのプラモデルになるのは初です。
全高17cmというサイズと接着剤不要のスナップフィット、変形可能と盛りだくさんになっています。
ウェーブが、バンダイコリアとコラボしたこともあるアカデミーとタッグを組んで開発したことからも期待が煽られました。
しかし実際に発売されるとパーツ保持力に若干の懸念の声もあり、普段プラモデルを買わない層にとっては二の足を踏む材料になってしまっているのではないかと思い、それはもったいないと当店でも組み立てレビューを掲載することにしました。
正直あんまり改造したくない、塗装も得意ではない、手軽に組んでポージングを決めて楽しみたい意識の低いスタッフがお送りします。
内容物
まずはパッケージから。1/72なので当然ですがよく見るガンプラ(1/144)の倍くらいあります。存在感。
説明書はフルカラー。デカールの類は付属していません。
各ランナーもざっくり見ていきます。
E:大きめの赤いパーツ全般 F:肩・腕・脚中心の赤いパーツ
塗装済みの額のパーツ
B:主に胴体のグレーのパーツ C/H:肩・腕・脚のグレー
I:グレー、ガリアンソードや手のパーツもあります。流石に蛇腹剣は交換で表現するんですね。よかった…一から組むのはちょっと…。
K:黄色のパーツ全般
D:白のパーツ全般
A:ジョイント類
盛りだくさんに見えますが大きめのパーツが多い印象でした。
組み立て
あんまりプラモ組まないスタッフが作りましたが、所用時間は素組で3時間少々でした。
組んでいて難しいかなと思ったのはこれと言ってなく、額の青色の部分のパーツが小さすぎて手が少し震えた程度です。
あと個体差かもしれませんがダボにどうしてもハマらない部分があったので2箇所くらいカットしました。
パーツが大きくて一気に進んだ気がしてかなり楽しかったです。
ゲートも一部アンダーゲートになっていましたし、なるべく露出しないところについている印象でした。
合わせ目も特別処理が必要とは感じませんでした。
左右の腕パーツを並べたものですが、実機の装甲の分割に近いイメージで合わせ目が来ていて組みあわせた後は目立ちませんでした。
全体像
実際組みあがってみるとやっぱり大きいですね!スーパーロボット感が強いです。
大きさの比較にHGのガンプラを隣に立たせてみました。
大々的に色分け済みとメーカーから宣伝されてなく、説明書にも塗料の品番などアナウンスがあったので無塗装でも大丈夫か…?と不安になっていましたが不安がる必要は全くありませんでした。
確かに追加で塗り分けた方がクオリティは上がるでしょうし
変形時の羽は気になる方もいるのかなとは思います。
でもパーツ分割がとにかく凄くて、額の白いラインもパーツだし、腕の黄色いラインも間のパーツをチラ見せして表現しています。
一応最後に追加で楽して塗り分けるのに使えそうなガンダムマーカーを載せておきます。
詳細
実際に動かして各部を見ていきます
変形
パーツ組み換え無しで変形可能です。
特別変形させるのが難しいとか関節が固いとかはなかったと思います。
もともとサイズの割に軽いキットなのと重心の位置がなかなかなことになるので変形状態で飾りたいならベースがないと不安ですね。
パーツが取れやすい問題
手首パーツは外れやすいです。付け替えの時は相当注意しないと外れますし動かしている最中にも外れることがありました。
手首側の関節を軽く接着剤で太らせてみました。多少改善はされましたが根本的に改善したいならパーツを別で買って改造することになりそうです。
あとは肘が抜けやすいところでしょうか。なまじ可動域が広いので調子に乗って曲げすぎて抜けてしまいましたが、これはそこまで気にならないのではと思います。
可動域
可動域で文句ある方はそうそういないと思いますよ!腕は肩まで持ち上がるし肘は90度曲がります!
膝に至っては変形の際に逆側にも曲がるんですが、そもそも二重関節でここまで曲がります!
以上レビューでした。
気になる点としては手首が取れやすいところ、
よかったのはうごかしやすいこと、ベースカラーが分かれていて組みやすい、何なら無塗装でもかっこよく見えるところかなと思います。
ガリアン気になっているけどまだ買っていない方の後押しになれば幸いです。