第61回静岡ホビーショー、今回は青島文化教材社にお邪魔しました!実車デロリアンやマクロスのVFGなどご紹介!
青島文化教材社はプラモデルを多く制作している会社で、カーモデルが多いことが特徴的です。
ホビーショーではプラモデルの試作品や組み立て前のランナー、また、デロリアンの実車も展示されて話題になりました。
デロリアン
デロリアンはもともとアメリカのデロリアン・モーター・カンパニーが生産していたスポーツカーです。1976年にプロトタイプが完成、81年にDMC-12が販売されましたが、販売価格が高い・社長が送検され資金繰りが困難になったなどの理由で1982年に会社が倒産。そのため生産台数が少ない車種です。後述するバックトゥザフューチャーの効果もあって現在でも人気の車種で、コレクション用として再生産されたこともあります。今回のホビーショーではこのバックトゥザフューチャー版デロリアンの新作プラモ製作発表とともに実車が展示されました。
バックトゥザフューチャーは1985年にアメリカで製作された、タイムマシンでタイムワープするSF映画でです。全部で3作あり、第1作目は半ば成り行きで過去に飛ばされた主人公がうっかり起こしてしまった問題を解決しながら現代(未来)に戻るために奮闘する展開になっています。
主人公マーティの友人で、ややマッドの気のある科学者のドクが次元転移装置を組み込んでタイムマシンに仕立て上げたのがこのデロリアンです。
ドク曰く、ステンレスボディであることと見た目にカッコいいことがタイムマシンの素体に選んだ理由です。
ドクに選ばれてしまったばかりに作中では凍結、落雷と酷使され続けましたが取り付けられたデカいダクトと社内に搭載された次元転移装置、いかにもタイムマシンらしいタイムサーキット、なによりあのパカって開くガルウィングドア!浪漫がガン積みされた車になりました。
男の子ってこういうのが好きなんでしょ?と言われたら「その通りです」としか言い様がない仕上がり。
バックトゥザフューチャーを見たことが無くてもデロリアンは知っているという人もいるくらい、映画の顔役になっています。
アオシマは以前にもデロリアンをプラモデルキット化していましたが今回は完全新規金型。ついにガルウィングドアが開閉可能になりました。パーツの分割なども手を加えられているそうですがカッコいいことしかわかりませんでしたので写真で紹介します。
会場にはPART3でドクが使用したライフルのレプリカも展示されました。個人製作とのことですがクオリティが高すぎる。個人・・・?
ザ・スナップキット
アオシマからでは自動車のプラモが多く製作されています。スナップキットは接着剤なし、色分け済みで初心者でも簡単に作れるシリーズです。
ニッサンスカイライン
通称ケンメリと呼ばれる車種です。
鈴鹿で開催された1964年の第2回日本GP自動車レースで最新型のポルシェと一騎打ちをして接戦ながら惜しくも敗れたGTのシリーズです。GTRは72年に開発され、最高速度200km/hを誇る高性能高燃費な車でしたが排気ガス規制の煽りを受け197台(うち2台はレース用)しか生産されなかった不遇の名車です。
ザ・スナップキットからはこれまでもスカイラインが多く生産され、今回のGTRで全世代が揃いました。
走り屋アニメの金字塔・頭文字Dから拓海のハチロク(パンダトレノ)と啓介のFDがリリース。
アオシマからはこれまでも頭文字Dが登場していましたがザ・スナップキットからは今回が初となります。と言いますか、スナップキットからキャラものが出ること自体が初です。
こちらは同じくスナップキットからジムニー
同86
頭文字D
アオシマからは頭文字Dのプラモデルシリーズがリリースされています。2024年発売予定の高橋涼介のFC3S RX-7が赤城仕様/箱根仕様をご紹介します。高橋涼介は医大生と二足の草鞋を履く走り屋で、クールな見た目と卓越した運転技術や車の知識、人徳まで備えていることから高い人気を誇るカリスマ的存在です。登場の際に外装が変化することが多い高橋のFC3Sですが、今回は須藤京一戦の「赤城対決仕様」、北条凛の「箱根対決仕様」です。前者は専用フロントバンパーが、後者は専用フロントバンパー、専用ボンネット、GTウイングが付属します。
ランナーも展示されました。塗装済みプラモデルということで窓枠やメッキ風のパーツなど、そのままで使える仕上がりです。
また、ハチロクこと主人公藤原拓海仕様のパンダトレノも展示されました。こちらは2023年12月発売予定です。
ザ・チューンドカー
アオシマから出ている自動車のプラモデルシリーズの1つです。ドレスアップしたスポーツカーやセダンが展開された迫力のあるのシリーズです。
写真は7月発売予定のトヨタクラウンです。運転席まで作りこまれているのが見えます。
1/12スケール完成品バイク
アオシマからはプラモだけでなく塗装済みの完成品モデルも販売されています。
1/12スケールの本格的なバイクの模型となるとアクションフィギュアやドールとも合わせやすいサイズです。純粋にバイクが好きな方はもちろんそういったアクセサリとしても使用できます。1/12バイクの完成品って意外と少ないんですよね。プラモはあるんですが。
今回はHondaモンキー・リミテッドが新登場。原型が展示されました。
モンキーはもともと遊園地で使われていたZ100という小さなレジャーバイクを公道仕様に変えて市販したCZ100が始まりです。
市販化されて以降も「小さくてかわいい」がコンセプトでした。
ハンドル折り畳み機能もあって自動車に積み込むこともできるなどに人気を博しました。
構造がシンプル、パーツが安価でアフターマーケットパーツが豊富なことからカスタムも盛んにおこなわれました。
ロングセラーで2017年の販売終了まで半世紀にわたって愛され続けました。スペシャルカラーも展開され、今回1/12になったリミテッドは2009年に発売されたインジェクション仕様のものです。
女性キャラのフィギュアと合わせるときに、ゴツイバイクを乗りこなすのは当然最高ですがこういった可愛い雰囲気のバイクも断然アリです。ここはもう個人の趣味とキャラのイメージですね。
Hondaのハンターカブの開発も発表されました。こちらは原型展示などはまだでした。
>> ツルマイ模型では1/12バイク「KAWASAKI Ninja」が予約受付中です(23年5月29日まで)
ヴァリアブルファイターガールズ
マクロスシリーズの機体を分割してヒロインたちと組み合わせたシリーズで、俗に言うメカ娘です。2018年から続くシリーズで特別版などマイナーチェンジも合わせて5月24日現在で11種類が公式HPに掲載されています。
イラストなどでこういう子を自分でデザインしてみようとすると元の機体の特徴とキャラの可愛さ両方を出すのが難しいんですが変形までこなしてくれるこのシリーズ。
ガール部分はオリジナルキャラクターが採用されていましたが原作キャラも増えてきました。
ランカ・リー
マクロス40周年記念モデルとしてVF25-FスペシャルカラーのVFGランカが登場、布製の星間飛行衣装や各種アイテムが付属します。
布の服を着ているとドールっぽいと言いますか、雰囲気がかなり違います。
(シェリルは何で来るんでしょう?YF-29?)
付属アイテムも豪華。お馴染みバルキリーさんもいます。
マキナ・中島
マクロスΔワルキューレからVFG化!機体はVF-31Aでオリジナルカラーリング予定。「ワルキューレは裏切らない」のオープニング映像で流れたのとはまた違うデザインになるんでしょうか。
ワルキューレ全メンバー開発中との知らせもありました。
VB-6 ケーニッヒ・モンスター
プレイステーションゲーム「マクロスVF-X2」でデビューした機体です。デストロイドとバルキリーが融合した姿から根強いファンを持ち、テレビアニメに出演しました。Δでは劇中後半の惑星ランドール攻防戦でララサーバルが搭乗しました。
また、戦闘機やガンバスターも展示されました。