原点にして究極!ジョジョの奇妙な冒険 第1部 ファントムブラッドのラストシーンが千値練より「 FIGURE MUSEUM ジョナサン&ディオ 1/8スケールフィギュア」として発売です!

アニメに限らずですが、なんらかの発表がある際にお披露目されるディザービジュアル(もしくはキービジュアル)。
楽しみと期待をもたらしてくれる要素のひとつではあるのですが、んん?と微妙なものも中にはあります。
自分の中では「ジョジョの奇妙な冒険」がそれ。正直最初に見た時の感想は「似ていない」でした。
たしかに荒木先生のテイストをそのままアニメで動かすのは難しいとは思いますが、それでもなぁ。という感じ。
そんな気持ちのまま放送初日を迎えたのですが、ふたを開けてみると、なんとまぁ!まぁなんと!ジョジョじゃないですか。
セリフ回しやSEなど、各所に感じる作品へのスタッフの愛。さらに1話で単行本1冊を消化する超スピーディーな展開。ごめんなさい。めちゃくちゃ面白かったです。
そして長い歴史をもつジョジョの中でも群を抜いて衝撃的なラストの第1部最終話。アニメだと第9話。
ジョナサンの声にならない声とエリナの愛と勇気。そして、ディオの断末魔。
声優さんの演技も相まって、素晴らしい30分となりました。

FIGURE MUSEUM ジョナサン&ディオ

長い前置きになってしまいましたが、今回はそんなジョジョ第1部ラストのワンシーンを、
あの千値練(センチネル)が「 FIGURE MUSEUM ジョナサン&ディオ 1/8スケールフィギュア」として商品化することが決定したのでご紹介。
すでにXなどでそのクオリティの高さが話題にはなっていますが、改めて見ていきたいと思います。
あまり多くを語ってしまうと野暮になってしまいますので、今回はコメント少なめに。

FIGURE MUSEUM ジョナサン&ディオ

まずは全体から。
「こ・・・こいつ」「……死んでいる……!」
あまりにも有名すぎるジョナサンの最期。折れ曲がった足の角度から、ディオを抱える右腕。支える左腕。脱力して下を向く顔。全体的に抑えられたカラートーン。
ジョナサンの195cm・105kgという巨漢の再現と、悲しみすら醸し出すこの雰囲気は、フィギュアとはいえ芸術の域に達しているのではないでしょうか。

 

FIGURE MUSEUM ジョナサン&ディオ

FIGURE MUSEUM ジョナサン&ディオ

FIGURE MUSEUM ジョナサン&ディオ

2次元のマンガやアニメでは隠れているところも、3次元のフィギュアなら見ることができます。
脇下や背中から腰へのつっぱった服のシワがお気に入りというのは原型師さんの弁。金属片は劣化した少し錆のあるイメージで、メタリックな塗装がしてあります。

FIGURE MUSEUM ジョナサン&ディオ

ただリアルであるが故に、身を挺してエリナを守ったことで金属片が突き刺さった背中があまりにも痛々しい。ツライ。

FIGURE MUSEUM ジョナサン&ディオ

上半身。
後にスト様命名の「空裂眼刺驚(スペースリパー・スティンギーアイズ)」により負った手の甲と首の貫通傷が見られます。
ジョナサンらしい、はち切れんばかりに盛り上がる筋肉とそれに合わせて寄るシャツのシワなど、もとが2次元とは思えないほどリアル。

FIGURE MUSEUM ジョナサン&ディオ

FIGURE MUSEUM ジョナサン&ディオ

  

FIGURE MUSEUM ジョナサン&ディオ

バストアップ。
原型の関係者さん曰く、原作では黒塗りでわからなかった目元は頭蓋骨を意識したうえで、筋肉や眼球を配置し、口元も角度によっては微笑んでいるように見えるような口角の肉付き造形されたとのこと。
原作でも直前のコマは笑ってエリナを見送っていましたし、こういう解釈ができるのもプロのなせる技なんですね。
ジョナサンとディオで髪の毛の束の感じが少し違うのも注目すべきポイント。

FIGURE MUSEUM ジョナサン&ディオ


足元。
高級感あふれるブーツの質感やソール裏の縫い目、革製品独特のシワの寄り方。半ツヤとツヤ消しによる素材の表現の差など、細部まで余すことなく見どころだらけです。
画像では分かりづらいですが、うっすら実際の革によるテクスチャが入っており、光の当たり具合での質感の変化も楽しめそうです。

FIGURE MUSEUM ジョナサン&ディオ


そしてディオ。


死の直前でも失わない眼光とジョナサンを睨みつける目線の角度。それにともなった眉間のシワなどなど 100年後の悪のカリスマは首だけでも生き生きとしており、存在感にあふれています。 手で隠れている表情はどのようになっているのか。それは買ってからのお楽しみとのこと。


FIGURE MUSEUM ジョナサン&ディオ

大きさはこのような感じ。飾るには程よいサイズ感ですね。


FIGURE MUSEUM ジョナサン&ディオ



以上になります。

独自のアレンジがアリながらも、ディスプレイする台座が歯車になっていたりなど、ジョジョという作品への理解の解像度が高く、これ以上ない造形で表現されたジョナサンとディオの最期。
辛く悲しい場面ではあるものの、クオリティの高さから欲しくなってしまうのは、物欲まみれな自分の悲しいサガであります。

今回の「アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』 FIGURE MUSEUM ジョナサン&ディオ 1/8スケールフィギュア」、発売は2024年9月を予定。予約締切は2024年6月7日までとなっております。

そしてなんと!公式からの発表によれば第2弾も企画進行中とのこと。
第2部であることは間違いないでしょう。ジョセフがどのようなシチュエーションで造形されるのか?誰とどこの場面になるのか?このクオリティなら間違いなさそうです。
今後の展開も楽しみですね。



商品データ

アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』 FIGURE MUSEUM ジョナサン&ディオ 1/8スケールフィギュア

  • メーカー 千値練(センチネル)
  • 著作権表記© 荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会
  • 原型制作 髙橋晋太郎(ToToY)、mud
  • スケール1/8
  • JAN 4571335887933