タイトルから想像できないミステリアスな作品。「推しの子」より大きな爪痕を残した伝説のアイドル「アイ」がスケールフィギュアになって登場！

「推し」という言葉が気が付けば世の中に生み出されていて、今では浸透するほどになっていますよね。「俺の推しがさ～」なんて推しについて語り合うこと光景もたまに見かけるようになりましたよね。青春を推し活に費やす事も、最近ではそこまで珍しいことでは無くなってきたのではないでしょうか。

そんな「推し」という言葉を全面に押し出した作品、「推しの子」から伝説のアイドル「アイ」がKADOKAWAからスケールフィギュアになって登場しましたのでご紹介します。
この作品名から、きっとアイドル系の作品を思い浮かべたことでしょう。もちろん今回フィギュア化したアイは確かにアイドルでは有りますが、ポジティブな面よりもむしろネガティブな面が多くみられる作品。最近放映されたばかりのアニメの初回放送を見て、確かにアイドルを主軸にしているけど、それだけではない魅力をたくさん感じさせられたのではないでしょうか。さすが「かぐや様は告らせたい」で有名な赤坂アカ先生が原作だけあって、アニメ1話から予想もしなかった展開や、引き込まれるストーリーに継続視聴を決めた方も多かったのではないでしょうか。

今季アニメの超期待作！ストーリーを少し追いながら伝説のアイドル「アイ」＝「星野アイ」をご紹介したいと思います。

何よりも瞳に引き込まれるアイの魅力。整った顔立ちがどの角度からも可愛く見えるようアイらしさを表現

何よりも特徴的なのは光り輝く目の中の星。アイドルならではの表現だなぁと思っていましたが、ステージ上で輝いている表現かと思いきや、そうではなくアイの特徴。普段の生活に置いてもキラキラしており、身バレ防止にサングラスをかけるのもは納得です。
物語の冒頭、アイドルの体調不良による休業のニュースからの産婦人科。話の流れ的にも予想は出来ていましたが、診察室でサングラスを外した瞬間のゴローの衝撃は廊下にヒビを入れたことからもかなりの物だったことが伺えますね。推しの妊娠なんて事件、ショッキングにもほどがありますよね。

今回のスケールフィギュアでも、アイの特徴的な瞳をしっかりと再現！ステージに負けない主張の強い色を使った衣装と目力で、ファンを次々に獲得していったのでしょうね。

「推しの子」は、きらびやかな舞台だけを描くアイドル作品ではありません。いきなり主人公の前に妊娠した推しのアイドルが登場しただけでも「いきなりぶっこんできたな」と思わされましたが、まさかの流行りの転生物までぶっこまれるとは思いませんでした。しかも双子で！？両方とも！？詰め込みすぎて脳がバグりそうでした。
それ以外にも人間模様であったり、嘘にまみれた現場だったり、弱小プロダクションゆえの事情だったり、なかなか重たい話がぎっしりです。

あるものすべてが伏線なんじゃないかと思わせてくるこの作品。アニメ1話、漫画の1巻ではアイドルグループ「B小町」のセンターとしてのアイが、徐々に個人として人気を上げていく様が描かれます。今回のフィギュアはそんな「B小町」のセンターとしての活動が描かれた貴重なワンシーン。エゴサのアンチコメ「嘘っぽい」と評された笑顔ではなく、子供たちを前にしたときに見せた笑顔の方が再現されているのではないでしょうか。

さて、そんなアイですが、なんとアニメでは1話(90分拡大版)でまさかの退場…。原作を追っていなかった身としては、ショッキングでした。何しろフィギュア化の情報が出てからアニメを見たのです。そんなことになるなんて夢にも思いませんでした。アイドルとしてウソを通し続けてきたアイが見せた最期の姿に、思わず涙した方も多いのでは無いでしょうか。

しかし、話はそこで終わりません。双子の子供を中心に、アイドルや役者として活躍したり、謎に迫ったりと、怒涛の展開が待っているはずです。

そんなストーリー上では退場してしますアイですが、子供たちが活動するための原動力でもあったり、アイ自身が残した謎が複数あったりと、回想などの様々なシーンでまだまだ登場の機会はあります。大きな爪痕を残したアイの生き方に、私たちは様々な感情をもち、ストーリーは複雑に渦巻いています。

初回放送の力の入れ具合に、1期はどこまでやるのか、2期はあるのか、最期までアニメをやってくれるのかと、注目と期待の高まる「推しの子」。アニメーション制作は動画工房が担当しており、1話目で誰もが納得するような高いクオリティを持ってきたことで、アニメから入った方もかなり多い様子。そんな大注目の推しの子の星野アイ。フィギュアと共に謎を追いかけてみるのはいかがでしょうか。