【筆塗り初心者向け?】筆塗りで歴戦の兵(つわもの)ロボットを作る!#2
前回で筆塗りの工程は終わったので、今回は仕上げの工程に入っていきます。
前回記事はこちら▽
【筆塗り初心者向け?】筆塗りで歴戦の兵(つわもの)ロボットを作る!#1
「デカール」→「チッピング」→「ハゲチョロ塗装」→「トップコート」→「ウォッシング」の順で仕上げていきます。
ここからは工程を1つ経るごとにプラモが大きく変化していく本当に楽しい工程です!
※今回はデカールの前にチッピング・ハゲチョロ塗装をやってしまっていますが、二度手間になるので上記のようにまずデカールから進めることをおすすめします。
今回も「清水圭:水性塗料 筆塗りテクニック マスターファイル SIM'S TECHNIQUE FILE」(清水圭 2024 ホビージャパン)を片手に仕上げていきました。
当店で取り扱いはありませんし、PRでは全くないのですが…。
本当にいい本なのでみなさんにもぜひ手に取ってほしいです。
細かく手順が説明されていてわかりやすくマネしやすいです。
あと、かっこいいプラモのデカい写真が大判の紙面にバンバン載っています。プラモの写真集でもある本なので超オススメです!
【今回使用した商品】
●XF24 ダークグレイ つや消し エナメル塗料 タミヤカラー
●X-11 クロムシルバー 光沢 エナメル塗料 タミヤカラー
●スミ入れ塗料(ダークブラウン)
●X-20 溶剤大びん 光沢 エナメル塗料 タミヤカラー
●GH-BRSP-GMS 神ふで 極面相筆S
●GH-KS10-A3B 神ヤス!10mm厚 3種類セットB
※その他のスポンジヤスリやご家庭のスポンジでも使いやすいもので結構です。
●B602 水性プレミアムトップコートスプレー(半光沢)
●G-04a 精密綿棒
※ドラッグストアなどで販売されている先が尖った綿棒でもOKです。
●木製ベース スクエア 10cm角
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チッピング
※今回はチッピングの前にデカールを貼っていませんが、チッピングの前にデカールを貼りましょう。
チッピングとは、パーツの角を目がけてスポンジで塗料をポンポンと乗せていく汚し作業です。
ポイントは、塗料を乗せすぎないようにすること。
タミヤカラー ダークグレイの塗料をスポンジに少しつけてから、何度かパレットの上でスタンプして塗料を落とします。
写真の塗料はクロームシルバーですが、これぐらいうっすら付くぐらいがベストです▽
さっそく汚していきます。
足はかなり汚れやすい部分なので、思い切って塗料をスタンピングしました。
こういうところ汚れそうだなあ…。ここ汚したらかっこいいいんじゃね?と妄想しながら、スタンピングしていきます。
自分の好みのプラモデルの写真を横に置いて参考にするのもいいかもしれません。
楽しくなってついついやりすぎちゃう作業です。
色を乗せすぎたところはエナメル塗料溶剤を綿棒に染み込ませて拭えば問題ありません。
楽しみましょう!
こんな感じにしました!
足に近いほど汚れを強くいれて、頭に向かうにしたがって汚れを減らしています。
ハゲチョロ塗装
ハゲチョロ塗装は、擦れなどで塗装がはがれた表現します。
やることは先ほどと同じですが、塗料はタミヤカラー クロムシルバーを使用します。
汚れが激しいところは擦れも激しいだろうということで、さきほどのチッピングで乗せたダークグレイを目印にして乗せていきます。
塗料を乗せすぎたので、エナメル塗料溶剤を綿棒に染み込ませて調整。。
先週の記事で下地がはがれた部分は、ダークグレイを乗せた上で、「神ふで 極面相筆S」を使って傷を描いていきます。
剥がれた下地を隠すようにここは特に強く傷を入れました!
筆遣いが未熟なので“入り”と“抜き”がどうしても野暮ったくなってしまうのですが、
溶剤を含ませた綿棒で“入り抜き”部分を細くなるように削ったり、かすれさせたりするとシャープな擦れ傷になります。
ほかの部分にも細かい擦り傷を面相筆と溶剤を綿棒で入れていきます。
デカールも貼り、その上からも擦り傷を入れます。
▽ここのデカール超気に入ってます!倒された敵に脚の「ADIOS!」を見て悔しがらせるという性格の悪い兵士という設定です。
細かい作業が続くとどうしても細部ばかりに目が行きがちです。
一晩おいてから全体を見直し、綿棒でやりすぎた部分を修正してから次の工程にいきました。
トップコートスプレー(半光沢)を吹く
ここまできたら次の工程に入る前にこれまでの塗装を保護します。
トップコート半光沢を吹き、一日乾燥させました。
乾燥中▽
ウォッシング
最後の工程ウォッシングです。
全体にスミ入れ塗料(ダークブラウン)をエナメル塗料溶剤で薄めて塗り、溶剤を含めた綿棒でふき取ります。
▽スミ入れ塗料これぐらい薄めました。
スミ入れ塗料(ダークブラウン)を塗っていきます。
塗った直後はこれぐらいの濃さです。
半乾燥の状態(10分ぐらい)で溶剤を含めた綿棒でふき取っていきます。
水が流れる方向を意識してふき取りを行います。
顔回りはあまり汚くしたくなかったのでしっかりとふき取りました。
ふき取れてないと思ったらすぐに綿棒を新しいものに替えるのがポイントです。
反対に「ここは汚れたままであってほしい!」という箇所(足回りなど)は顔回りでつかった綿棒を再利用。
スミ入れ塗料を落とし過ぎないようにウォッシングしました。
今回つかった綿棒はこれぐらいです▽
それではウォッシングビフォーアフター!
スミ入れ塗料(ダークブラウン)の層が乗ることでこれまでの塗装をまとめ上げてくれました。
足回りのふき取り具合も汚くなり過ぎない程度に汚れてくれて上手くいきました。
まとめ
チッピング前の写真をとっておらずチッピング後の写真となります…。最終仕上げ後と比べてみてください。
ロボットに重厚感・金属感が出て満足できる出来になりました!台に乗せて完成写真を撮ります。
清水圭さんの本を参考にしながら作ると、工程が明確なので迷わず進めていけました。
1つプラモを完成させると、このプラモでやらなかった「あれもしたい!これもしたい!」がどんどん出てきます。完成させることで次のプラモづくりのモチベーションがブチ上がりました!
この記事を読んでいるみなさんにもぜひ道具をそろえて試していただければ幸いです。
さて、今年も残りわずかとなりました!私は年末年始もプラモを思いっきり楽しむ予定です!来年もプラモに関するお役立ち情報を発信していきますので、どうぞよろしくお願いします!
それでは!
商品データ
ロボットバトルⅤ 44型重装甲戦闘服 MK44B型 ハンマーナイト
- メーカー ハセガワ
- 著作権表記 ⒸKow Yokoyama 2016
- スケール 1/20
- JAN 4967834641105