【中級者向け】ファインモールド1/48 帝国海軍 零式艦上戦闘機 五二型 甲(中島製)を作る! 中編

この記事は前・中・後編に分かれています。
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今回は、機体の塗装がメイン!
細かなパーツも接着し、デカール・仕上げの前段階の状態にします。

▼こんな感じで多様な緑があらわれる機体にします

翼塗装面

【必要な塗料】
●機体色
・H59 濃緑色 (暗緑色) (1) 水性ホビーカラー
・H60 濃緑色 (暗緑色) (2) 水性ホビーカラー
・H511 ロシアングリーン 4BO WW2 水性ホビーカラー
●機体背面
・H69 RLM75グレーバイオレット 水性ホビーカラー
・H61 明灰白色(1) 水性ホビーカラー

●識別帯
・HUG208 水性ガンダムカラー ハイネ専用機オレンジ
・UG03ガンダムカラー MSイエロー
※筆は筆塗り模型専用チタン平筆1/48用を使用。

機体背面を塗る

まずは機体の背面を塗っていきます!
1色目は「H69 RLM75グレーバイオレット」を薄く塗っていきます。
▼塗料はこれぐらいシャバシャバな状態。塗った時に下地が透けるぐらいにしてください。

希釈具合

筆使いは短いストロークで前列の筆塗跡にやや重なるように塗っていきます。翼部分は戦闘機の進行方向を意識した向きに塗っています。

胴体部分は機体の立体感を補強するために横方向に塗っています。

グレーバイオレット胴体

グレーバイオレットを塗り終えました。全体の色味がわずかに明るくなりました。

グレーバイオレット完了

2色目は「H61 明灰白色(1)」を同じように薄く塗っていきます。
※明灰白色は隠ぺい力がとても高いので、1色目よりも気持ち薄く溶いた方がいいです。

明灰白色塗装

明灰白色(1)は1回塗った後にムラが気になる部分だけさらに塗り重ねました。

明灰白色完了

機体色を塗る

では、メインディッシュの「機体色」を塗っていきます!!1色目は「H59 濃緑色 (暗緑色) (1) 」。
機体背面と同じように薄く溶いてから、筆塗りします。こちらは3回塗り重ねます。
▼こんなんで発色するのというぐらい薄く塗ります。

     

濃緑色1回目

2回目で濃緑色が発色しますのでご安心ください!
▼3回塗り終えた塗装面がこちら!細かいストロークで何度も塗り重ねた筆ムラが情報量を増やしてくれています。

濃緑色3回塗装後

2色目は「H59 濃緑色 (暗緑色) (2) 」。1色目よりやや明るい色です。
全体に塗り重ねるのではなくコックピット周りの劣化が激しそうな箇所や、胴体部分の立体を強調したい箇所などポイントで使用しました。

H59 濃緑色 (暗緑色) (2)

3色目は「H511 ロシアングリーン 4BO WW2」。
かなり明るい色で、隠ぺい力も高めなので、かなり薄く溶きます。
筆のタッチを出したかったので、筆のストロークを長くして、早めに筆を動かしました。
こちらも2色目と同じような箇所にピンポイントで使用しました。

H511 ロシアングリーン 4BO WW2

色を塗り重ねたことで多様な緑色がある表情豊かな塗装面になりました!

塗装面

現状だとちょっとロシアングリーンのアクセントが強すぎるかな…という箇所もあります。
しかし、後でウォッシングの工程があるので馴染むと信じてこのまま行きましょう.…!

識別帯を塗る

識別体デカールがあるのですが、結構貼るのが難しい…。
よって今回は塗装します。
黄色は隠ぺい力が弱く発色しにくいので、1色目はハイネ専用機オレンジで塗装して、2色目でMSイエローを塗装します。

まずは、説明書と見比べてどのパネルまで塗るか確認し、マスキングします。

塗装面

1色目「HUG208 水性ガンダムカラー ハイネ専用機オレンジ」を2回塗り重ねます。

塗装面

続いて、2色目「UG03ガンダムカラー MSイエロー」をこちらも2回塗装。▼はい、綺麗に黄色が発色しました!

塗装面

まとめ

細かなパーツを接着し、今回はここまででとします。

まとめ

筆塗りは塗り重ねると結構な時間がかかるのですが…やり始めると無心になってできる苦にならない作業です!
一度に塗料をたっぷり乗せるのではなく、薄く薄く乗せていくと筆塗りにしか出せない味わいのある塗面ができあがります。
特別な道具が必要なわけでもないので、これまで塗装をしたことがない方の第一歩としてもおすすめです!
ぜひお気軽に試してみてください!

それではまた来週!

商品データ

1/48 帝国海軍 零式艦上戦闘機 五二型 甲(中島製)

  • メーカー ファインモールド(FineMolds)
  • JAN 4536318491040