1/72 プルート計画 超音速低高度ミサイル

商品説明

ウクライナのミクロミルから完全新金型の1/72 プルート計画 超音速低高度ミサイル インジェクションプラスチックキットのご案内です。プルート計画はアメリカが実施した、原子力ラムジェットエンジン搭載マッハ3巡航ミサイルの開発プロジェクトです。本計画に際し試験エンジンが2基製造され、1961年と1964年に米国エネルギー省ネバダ核実験場で試験が行われました。この計画では地上からロケットブースターを用いて発射されたミサイルはラムジェットエンジンの作動速度域まで加速され、巡航高度に到達したのち原子炉が作動するようになっていました。原子炉を用いることで射程が実質的に無制限となるため、ミサイルはソ連領内の標的への着弾命令が出るまで公海上で空中待機をさせることができるとされていました。提案書ではミサイルに複数の核弾頭を搭載して複数の標的が攻撃可能であることから、無人爆撃機として運用することも考えられました。ですがこの計画ではミサイルは飛行中の排気に含まれる放射線による二次被害を引き起こす可能性があることが指摘され、また全長20m以上のミサイルが低空でマッハ3で飛行した時、発生する衝撃波が地上に壊滅的な打撃を与えることが予測されました。また燃料切れや故障でミサイルが墜落した場合に墜落地点が放射能汚染されるなど、この計画には問題点が山積されていました。このため米国防省はテスト飛行を断念、またこの計画の同時期に大陸間弾道ミサイルの開発が容易であることが実証されたことにより、計画は取り止めとなりました。キットにはインフライトディスプレイベースと1種米空軍デカールが付属しています。完成時には全長約329mm、全幅約53mmとなります。この機会に是非ご検討をお願いします。